2022

05/13

Fri

下水道の合流式と分流式

こんにちは。リアルホームPR担当の大城戸です。今回は下水道における合流式と分流式についての記事を書かせていただきます。先日水道局に行って来まして、その時の学び的なやつです。笑　読んでいただければ幸いです。

まず下水について

家庭から出た汚水と雨水を合わせて下水と言います。一般的にはその下水を各自治体にある「浄化センター」に送り、綺麗に浄化処理した上で、川や湖、海に返しています。合流式、分流式とはこの浄化センターまで送る方式のことです。

合流式下水道

合流式下水道は、汚水と雨水を同じ管を用いて流していきます。合流式は、埋設する管が1本でなので工事が比較的簡単でコストも抑えらるメリットがあります。ただ昨今の異常気象の豪雨などにより、管の容量を越える大雨が頻発し、道路上の雨水や宅地内の排水が合流管へ流れにくい状況が起こったりもしています。

分流式下水道

分流式下水道は、汚水と雨水を別々の汚水管と雨水管で流していく方式です。既存の水路が利用可能なところでは、汚水管だけの布設で済むので建設費が安くなる、下水処理施設の容量は、汚水のみを対象とするので小さくて済むなどのメリットもあります。一方、道路が狭いところや、ガス管や水道管などの他の事業の地下埋設物と競合しているところでは施工も難しいなどのデメリットもあります。